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静岡市清水区で、長期優良化リフォームを行いました。
まずは、職人さんたちによる現場の確認。
なかなか聞きなれない長期優良化リフォームという制度
静岡市でも、年間1棟あるかないかということ。
耐震化や、断熱工事などをして、快適にする工事をすると、一緒に行う、外壁工事などにも補助金がでます。
今回は、長期優良の増改築認定を取得する予定なので、200万円の補助金になります。
平成3年に建てた大手H社で建築した木造2階建て。
阪神大震災の前の建物のため、すじかいのバランスが悪く、耐震診断をかけると、こんなイメージ。可視化すると、わかりやすいです。
ということで、今回耐震補強工事も行います。
そして、冬は寒くて仕方がなかったのですが、
これは床の写真
こちらも寒さを可視化して、サーモカメラの画像。
サーモカメラの青い部分。
なんと、断熱材が入ってなかったのです(-_-;)
もちろん、今回、断熱改修工事も行います。
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そして、外壁の劣化していたため、外壁の張り替え工事も行います。
窓からの雨漏りもしていたのですが、それも、補助金の対象工事となります。
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内部解体工事の様子です。
解体前のふたま続きの和室。
色々あると便利だと思って作ったけど、結局、仏間としてしか使うことができず、なんとなくもったいない大きな部屋になっていました。
ここも解体をし、仏壇は家族が集まるリビングに移動します。
そして、ここは新たなスペースが生まれます。
既存の断熱材は50ミリの薄いものだったので、倍の厚さ(105ミリ)に取り換えます。
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足場も建てたので、52号線から会社の看板シートがよく見えます!
長期優良住宅の増改築認定もおりました。
静岡市で3棟目(今年度は1棟目だそうで、審査に時間がかかりました)
増改築認定が下りたので、
国交省の長期優良化リフォーム推進事業の補助額200万円の交付がやっとできます。
補助金を活用しているので、『補助金活用リフォーム』ののぼりが立ちました。
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内部は、筋違金物をつけたりして耐震補強工事が完了しました。
サッシも交換し、リビング和室のアクセントになる丸窓も素敵に納まっています。
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既存の床板の上に、新しい床板を貼っています。
床板はやさしい雰囲気の柾目。材質は、バットにも使われる堅木のタモを貼っています。
図面にしてきたものが形になるのは、とても楽しい時間なのは、新築もリフォームも一緒デス。
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リフォームをしたお宅は、少し山間にあります。
真冬には零度を下回る外気温(興津川の冷気がもろに当たります)
起床時の室温は、4℃なんて日も多く、朝食の支度をするためにあける冷蔵庫の中の温度の方が、温かく感じる日も年に数回あり。
まさに、 『命の危険を感じる寒さ』 な室内環境でした。
暖房をかけても、隙間風があり寒く、ファンヒーターの前が特等席。
でも、ファンヒーターを掛けても16℃~18℃くらいにしか温まらない現実でした。
とにかく寒い。寒いというのは、どの程度寒いのかなかなか人には伝わりにくい。
リフォーム前の昨年の冬のサーモカメラの画像。
玄関から冷気がどんどん回ってきていて、とにかく寒かった。
いや、ほんとにオバケでも住み着いているかと思うくらいの寒さでした。
寒くなくなったと伝えても、人にはなかなか伝わらない。
ということで、温度の見える化。
アメダス清水によると(清水の観測所は、なんと興津中町に設置されています!)
昨晩9時の時点の外気温。 7.9℃
昨晩9時の玄関の室温とリフォームにて取り換えた玄関ドアの表面温度。
玄関が寒くなくなったという話。 見える化すると納得できます。
そして玄関だけでなく、リビングも安定の20℃。
暖房は、おばあちゃんの部屋のみON!の状態でした。
そして吹き抜けになっている2階。
洗濯物を畳んだり、子供たちが遊んだりフリースペースとなっています。
玄関~階段~廊下と ここは吹き抜け。
今までは、煙突効果で玄関からの冷気がバンバン上がってきた場所。
エアコンをつけていない状態で、19.5℃。
外気温との差が19.5℃-7.9℃=11.6℃。
外から帰ってくると断然、温かく感じます。
断熱リフォームで、温かくなったことで温度のバリアフリーを実感しています。
何をするにも、活動しやすい!お風呂に入るのもおっくうでなくなって、なんと、鼻炎で苦しんでいたお子さんの鼻炎が改善されました。
苦しんでいただけに、信じられない現象。
でも、これ慶應の伊香賀教授などで実証済みの事なのです。
この表をみても鼻炎が解消されたのは7.9%の人だけ。
正直、あまりピンと……。というのは、自分が鼻炎で苦しんでいないからなのか。と思ったりしていましたが。
お子さんの鼻炎が解消され、引っ越し後は薬を飲むこともなく、夜寝られないということもなく。
自宅の環境が変わったことで、
鼻炎が解消
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夜、きちんと寝られる
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朝も、寒くないので、布団からスッと起きてこられる
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しっかり朝ごはんを食べて、学校に行ける
という、当たり前かもしれないけど、今まではこれがどうしてもできなかったサイクルができるようになりました。
子供が、朝すっきり起きられると、親のイライラも減ります
おまけ、お風呂あがりの子供が半袖のパジャマを着てしまう本当の話
家の中が寒いと、なんとなく作業がガサツになり、イライラも増えますが、そんなことも少なくなった感じがします。
断熱リフォーム、お勧めです。
お値段以上、温かさがもたらすそれ以上の価値があります。
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竣工写真のご紹介。
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南側なのに、日光が入らず暗かった部分を減築し外壁を張り替えました。
雨漏りがしていたり、外壁にカビ&コケが生えていました。
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暗い色目の床板と、20帖の広かったLDK
キッチンが壁付けで、リビングからキッチンが丸見えで、片付いた感じがしないリビングでした。
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こだわった床板は、タモの柾目。やさしい色合いと模様が、和洋折衷のリビングをやさしい印象にしてくれています。
この反対側はこんな感じ。
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仏壇の置いてあった二間続きの和室をなくして、リビングの一角に4.5帖の畳スペース&仏壇置き場
書院のような丸窓が、和モダンな雰囲気になりました。
床の間を作る機会も減りましたが、陰影のある壁パネルでモダンな床の間となりました。
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無駄を省き、効率的に作業できる業務用のようなオールステンレスのキッチン。
エイダイのゲートスタイルというキッチン。
ダイニング側からキッチンの手元を隠し、普段使う調味料をキッチン前にスタンバイ!作業効率抜群です。
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時代家具のお店で見つけた、アンティークの近江水屋箪笥と、
元々、家に眠っていた『福寿海』と書いてあった額縁。
リフォームして、新しい住まいにとてもマッチしています。
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エアコンを取り付けた少し大きめ(4.5帖)の脱衣室。
花粉の季節はここで洗濯物を干してしまいます。
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2階のフリースペース。南向きなのに、なんとなく暗く物置となっていた空間が、窓を変えるだけでサブリビングになりました。
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既存の出窓を再利用した子供室。出窓スペースは本棚に。
きっと勉強がはかどるはず(笑)
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コストダウンと子供たちの想い出も兼ねて、自分たちで施工できる場所はDIY。
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リフォーム前、色々な問題がありました。
・風向きにより雨漏りがしていた。
・外壁と屋根の塗装が劣化していてお手入れの時期を迎えていた。
・とにかく寒く、暑い。
真冬の2月頃になると、朝の起床時の室温が4℃なんて日もザラでした。
窓の結露&カビが酷く、ストレスになっていた
・二間続きの和室がうまく活用できずにいた。
しかも、道路沿い&西日が当たるため、窓の半分は雨戸を閉めて暗い仏間なので、子供が怖がっていた。
・南側にある部屋が、日中でも真っ暗だった。
・20帖あったLDKだが、キッチンがリビングから丸見えでうまく片付かないでいた。
・お風呂、トイレ、洗面所の老朽化。
・耐震診断をした結果、平成11年以前の建物であり耐力壁のバランスが悪く倒壊の恐れがあることが分かった。
そろそろ、リフォームの時期を迎えていましたが、なかなか踏み切れなかったのですが、消費税が上がる前&金利が低い今がチャンスなのではと思い、やっとリフォームすることになりました。
リフォームしてみたら、暖かく過ごしやすく、思った以上に安全で快適な住まいになり、リフォームしてよかったとつくづく感じていらっしゃるとの事です。
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