『レトロモダン』なデザインは とっても斬新でした。20世紀の建築遺産が我が地元にもありました!
私共の地元にあります、町内の自治会館。
地域の会合場所や、諸活動の拠点として、
多くの方が活用されています。
実は これから建て替えられる時期に来ているそうです。
その前面に建てられていた別の建物が解体されて
そこから 現れましたのが、
判りますか?
レンガが張られた大きな壁です。
『ファサード』ですよね。
良く見ると、表面にはレンガの凹凸があったり、
わざと少し欠けたレンガを用いていたりしてます。
まるで一枚の絵画の様な、このファサード。
恥ずかしながら、私は その存在を今まで知りませんでした。
実は、ご近所様から聞いたお話しで
『このレンガを張った職人さんが 当時を懐かしんで
袋井市から 駆けつけて来た事が最近あったんだよ!』って聞き付けて
とっても 気になっていたんです。
そうしましたら、タイミング良く このファサードに対面する事が出来ました。💛
じっくり見れば見るほど、趣きがあって 建物全体が 全然違う印象となりました。
・・・この建物、池田建設で建築されたと聞きまして、
更に びっくりしました。今から55年以上も前に建てられたそうです。
昭和40年5月22日 竣工の建物です。
その当時は ここで映画の上映もされていて、
多くの町民の方々が詰めかけたそうです。そんな時代だったんですね。
私たちの先輩方が こんな『モダン』なデザインをそんな昔に設計されていたなんて、・・・。
私たちの誇りです。
今なら『レトロモダン』として、とってもお洒落なので若者にも
『インスタ映え』する事 間違いありませんよね。
私たちが最近手掛ける建物にも、
この様な ファサードをデザインに取り入れる事があります。
新しくなっても、このファサードが 残ってくれたら 嬉しいなぁ、
・・・なんて お隣のご主人様と二人で 呟いてしまいました。
超ローカルなお話しで 失礼致しました。<m(__)m>